
- 付着防止
- 薄膜
- ノンブラスト
下地ブラスト処理不要の薄膜フッ素樹脂コーティング
一般にフッ素樹脂コーティングは、基材との密着力確保のために下地ブラスト処理が必要ですが、伝熱プレート等の薄板に施工した場合、基材が大きく歪んでしまいます。また、フッ素樹脂の熱抵抗が大きいことから、一般的なコーティング膜厚(15~30μm程度)では伝熱性能の低下も課題となります。さらに、フッ素樹脂は一般的に柔らかい部類の樹脂とされ、その皮膜の硬度不足から、コーティング膜の傷付きも懸念されます。
フッ素樹脂コーティング皮膜「NF-1525」は、ブラスト処理が不要で、薄膜(3μm)による熱伝導性を確保し、鉛筆硬度5Hという高硬度を実現した非粘着性コーティングです。
プレート式熱交換器(伝熱プレート)への非粘着コーティングに最適です。
特長
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優れた非粘着性と洗浄性向上
特殊フッ素樹脂コーティングによる優れた非粘着性と洗浄性向上。
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下地ブラスト処理が不要(歪みの概念の解消)
シール性能の評価完了。
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熱伝導性の確保
膜厚3μmにより、少ない伝熱性能の低下(※)
※ノーマルのプレートと比較して1割程度の熱消失 -
鉛筆硬度 5H
高硬度フッ素系コーティング皮膜による耐傷つき性の向上
名称 | 一般的なフッ素樹脂コーティング | 開発品(NF-1525) |
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皮膜構成 | フッ素樹脂 | 特殊フッ素樹脂 |
膜厚 | 15〜30μm | 3μm |
鉛筆硬度 | 2B〜2H | 5H |
- 上記数値は、測定値であり、保証値ではありません。
- 伝熱プレートへの「NF-1525」コーティングは、株式会社日阪製作所様との共同開発です。
水の接触角
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ステンレス
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開発品(NF-1525)